@nifty(ニフティ)は、大手老舗インターネットプロバイダとして全国区の提供エリアと充実したサービス・サポート内容が強みです。
この記事では、@niftyのサービスの特徴からメリットとデメリットなど解説し、回線ごとの内容についてもまとめています。ぜひ導入のご検討に役立ててください。
@nifty(ニフティ)はどんなプロバイダ?
@niftyは、ニフティ株式会社によって運営されています。ニフティ株式会社は1987年にパソコン通信サービスを開始した、老舗のプロバイダです。現在は大手家電量販店の株式会社ノジマの100%子会社となっています。光接続(FTTH)を中心とするインターネット接続サービスやモバイル接続サービスを提供し、ネット広告やマーケットプレイスビジネスを展開するなど、多様なサービスの事業を行っています。
プロバイダ@nifty(ニフティ)のメリット
@niftyは長年の通信サービスで培ったノウハウから、さまざまなサービス・サポートを展開しています。全国区の提供エリアやセキュリティサービス、充実した会員サポートが強みです。@niftyでは以下のようなメリットがあります。
サービス提供エリアは全国区
@niftyは様々な回線サービスに対応しており、日本中でサービス利用が可能です。全国ど利用できることから、引っ越しなどの際にプロバイダ契約を変える必要がありません。引っ越し前・後の情報を確認し、専用ページで引っ越し手続きを行うだけで、新しいお住まいでもインターネットを利用できます。
@nifty対応回線サービス
光回線サービスは対応エリアなどが異なるため、それぞれの地域や場所で提供エリアであったり、提供エリア外であったりします。利用中サービスが提供エリア外だと解約せざるを得ないのですが、@niftyは様々な回線が対応していますのでその分カバーエリアも広いと言えます。
<対応サービス>
・auひかり
・ドコモ光
・eo光
・コミュファ光
・フレッツ光
・WiMAX
セキュリティサービスが充実
プロバイダ選びで重要なポイントのひとつに、セキュリティサービスがあります。@niftyでは、充実したセキュリティサービスがオプションで利用でき、オリジナルのソフトウェア1本をインストールするだけで、さまざまな対策を施せます。
月額利用料のかかるセキュリティサービスですが、@niftyでは初月無料の割引を行っており、各回線によっては12ヶ月無料などのキャンペーンを行っています。
〈@niftyのセキュリティサービス〉
セキュリティサービス名 | 月額料金 |
---|---|
常時安全セキュリティ24 | 500円(1つのIDにつき3台までインストール可能) |
常時安全セキュリティ24モバイル (NifMO Android端末利用者限定) |
200円 |
@nifty VPN wifi | 280円 |
v6プラス接続で通信速度が安定する
@niftyでは、以下の回線において、通信速度が安定するIPv6接続サービスを提供しています。
・@nifty光
・@nifty光ライフ with フレッツ
・@nifty光 with フレッツ
・@nifty with ドコモ光
・@nifty光 プロバイダーコース
IPv6は「次世代のプロトコル」と呼ばれており、利用すれば通信速度が格段に安定します。従来の規格である「IPv4」とともに、随時最適な通信を実現します。
IPv6接続サービス利用には、ホームゲートウェイとよばれる対応機器が必要です。ホームゲートウェイは利用サービスによって申込先が異なるため、各公式サイトで確認しましょう。なお、v6プラス対応ルーターをすでにお持ちであれば、接続オプションの利用開始後に、ルーターの設定変更で「v6プラス」を利用できます。
丁寧なサポート
もしもの際の会員サポートが充実しているのも、@niftyのポイントです。公式の会員サポートページでは、会員情報変更などの手続きのほか、メールの設定やネット接続方法などがわかりやすく記載され、トップページの一覧がとても見やすく配置されています。
また、月額500円の有料サポートサービス「@nifty まかせて365」は、通常のサポート窓口では対応していない内容でも全面的にサポートしてくれます。niftyまかせて365では、5つのサポートメニューがあります。
・つながりやすい「会員専用の電話窓口」
・画面を共有して案内してくれる「リモートサポートサービス」
・専門スタッフによる「訪問サポート」
・利用しているパソコンの「リモートサポート健康診断」
・ウイルス感染時の「安心プラン」
これらのサポートが、年中無休で9:00~21:00まで利用できます。
プロバイダ@niftyのインターネット接続サービス
@niftyは各回線で利用できます。それぞれ、利用できる回線と、その内容についてまとめました。利用する回線によっては携帯とのセット割や、キャッシュバックなどもあり、お得に利用できます。
@nifty光(光コラボレーション)
@nifty光は、プロバイダサービスの@niftyとフレッツ光回線が一緒になったもので、契約や利用料金の支払いが@niftyでまとめられるメリットがあります。
フレッツ光で契約した場合、フレッツ光の回線契約とプロバイダ契約は別々になるため、支払いや手続き、問い合わせ窓口がそれぞれ別々になってしまいます。しかし、@nifty光ならその面倒がなく、問題があった際の問い合わせもひとつで済みます。
また、@nifty光なら、auスマホとのセット割引「auスマートバリュー」の割引適用対象となるため、auスマホの利用料金がご家族分まで安くなる特典があります。
@nifty光 公式キャンペーンサイトから申込むと最大30,100円のキャッシュバックが適用されておトクです
@nifty×auひかり
auひかりでは、選択できるプロバイダのひとつに@niftyがあります。これは、光回線をKDDIのauひかりと契約し、ネット接続をするプロバイダに@niftyを選ぶという方法です。
auひかりでは、選択するプロバイダ毎の通信速度やサービスに大きな違いはありません。
@niftyからauひかりを申し込むと、au携帯の料金までKDDIへまとめて支払いがでます。
もちろんauひかりは「auスマートバリュー」適用対象サービスのため、auスマホユーザーにとっておトクなサービスと言えます。
@nifty×ドコモ光
ドコモ光は、プロバイダ別に利用料金を2タイプに分けているのですが、@niftyは料金プランの安いタイプに分類されています。
また、@nifty公式サイト特典として新規/転用/事業者変更申込で15,000円のキャッシュバックと、新規申し込みの場合は20,000 dポイントのプレゼント、転用/事業者変更の場合は5,000dポイントのプレゼントを行っています。
また、ドコモ光セット割で、ドコモスマホの料金が最大1,000円永年割り引きされます。「ファミリー割引」グループであればご家族の方も割り引きが適用され、毎月のドコモスマホ代金をお得にできます。
@nifty×eo光
月額利用料が安く関西圏で人気の高いeo光ですが、プロバイダを@niftyにしてeo光を契約することが可能となりました。工事費還元などの新規キャンペーンを行っていますが、eo光の場合、特別な理由がない限り、eo光側から申し込んだ方がおトクですので、eo光を契約する際は、eo光キャンペーンサイトから申込することをおススメします。
@nifty光×フレッツ光
「@nifty光ライフ with フレッツ」がフレッツ光回線を利用した際の名称です。NTT東日本/NTT西日本が提供する光回線を利用した高速インターネットで、ほぼ全国で提供されています。
マンションタイプ・ホームタイプともに、東日本/西日本で料金の違いはありません。現在、NTT西日本エリアでフレッツ光回線をご利用中の方には、ご家族や友達同士で利用すると月額料金がお得になる、「グループ割」を行っています。
NifMo
NifMoは、ニフティ株式会社が提供するNTTドコモ回線を使った格安スマホです。データ通信専用SIMなら、3GBを月額900円から利用できます。
また、NifMoバリュープログラムという食事やショッピング、アプリのダウンロードなどで月額利用料金割り引きしてくれるサービスがあります。バリュープログラムは専用アプリや会員ページから、提携ショップでの買い物や、アンケートに答えることで利用できます。
「@nifty光」と「@nifty光ライフ with フレッツ」の違い
フレッツ光回線を利用しているプロバイダの@niftyですが、光回線を@nifty光とフレッツ光で比べた場合は、月額料金や支払い方法に違いが出てきます。
料金の違う2つの光回線ですが、通信速度はどちらも変わらず最大1Gbpsの高速通信で、対応エリアも同じです。
以下は、それぞれの戸建てタイプ/マンションタイプの料金を比較した表です。
〈光回線月額料金比較〉
@nifty光 (3年契約の場合) |
フレッツ光東日本 (にねん割適用時) |
フレッツ光西日本 (光はじめ割適用時) |
|
---|---|---|---|
戸建てタイプ | 1~31ヶ月目:4,600円 32ヶ月目以降:5,200円 |
6,000円 | 5,110円 |
マンションタイプ | 1~31ヶ月目:3,480円 32ヶ月目以降:3,980円 |
プラン2:4,200円 プラン1:4,600円 ミニ:5,200円 |
プラン2:3,630円 プラン1:4,030円 ミニ:4,670円 |
「@nifty光ライフ with フレッツ」と比較した「@nifty光」のメリット
@niftyの1番のメリットは、光回線の利用料金とプロバイダ料金の請求が一緒になることです。請求が同じのため、支払いをすべて@niftyでまとめることができます。また、フレッツ光と比較すると、@niftyの方が月額料金を安く利用できます。ほかにも、auスマートバリューの割引もあり、スマホもよりお得に利用できる点で@nifty光にメリットがあります。
※以前はフレッツ光でも「フレッツ・まとめて支払い」で請求をまとめることができましたが、2019年1月31日をもって申し込みが終了しました。
「@nifty光ライフ with フレッツ」と比較した「@nifty光」のデメリット
@nifty光のデメリットは、プロバイダを自由に選べない点です。@nifty光のプロバイダは@niftyのみのため、他の選択肢がありません。しかし、先述のとおり@niftyは「v6プラス」やサポート体制などサービス内容が充実しており、安心して利用できるプロバイダです。プロバイダが選べないデメリットを実感することはあまりないでしょう。
まとめ
プロバイダの@niftyには、以下のようなメリットがあります。
・セキュリティサービスが充実している
・「v6プラス」接続で通信速度が安定する
・丁寧なサポートがある
また、料金が安く、光回線とプロバイダの料金をまとめられるためおすすめです。
口コミ・評判では、通信速度、サポートのそれぞれで全く違う評価となりました。通信速度は利用している光回線や環境によって左右されてしまい、サポートは対応がいいという方と、電話がつながらなかったという方で評価がわかれました。
本記事を参考に、@niftyの導入をご検討されてはいかがでしょうか。