So-net光+(ソネット光プラス)が安い!と検討されてます?確かにSo-net光は月額料金が安かったり、キャッシュバックキャンペーンがあったりと様々な窓口でおトクキャンペーンを打ち出しています。
が、後悔しないために、サービス内容をよ~く確認しておきましょう。
So-net光+(ソネット光プラス)とは?
So-net光+(ソネット光プラス)とはSONYグループ会社のソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 が運営する光インターネットサービスです。
回線設備はNTTのフレッツ光回線網を利用し、プロバイダサービスをセットで提供する光コラボレーションモデルいわゆる光コラボです。
ソネット光+の提供エリアは?
NTTのフレッツ光回線網を利用する為、フレッツ光が利用できるところであれば日本全国契約可能です。
ソネット光+の月額料金は?
So-net光+ 公式サイトでは以下のように表記されています。
So-net光+ マンションタイプ | So-net光+ ファミリータイプ |
---|---|
1,980円/月(2年間) (工事費込み) |
2,980円/月(2年間) (工事費込み) |
マンションタイプで月額1,980円、ファミリータイプで月額2,980円は破格!めっちゃ安い!
と思いますが、(2年間)とあります。
これはSo-net光+ 公式サイトのキャンペーンで2年間月額料金から3,000円割引くというものです。
ではそのあとの月額料金はいくらでしょうか
ソネット光+ 本当の月額料金は?
So-net光+ の本来の月額料金は以下の通りです。
So-net光+ マンションタイプ | So-net光+ ファミリータイプ |
---|---|
4,480円/月 | 5,580円/月 |
キャンペーン終了後は一気に金額が上がります。というより本来、安いわけではありません。
でも、工事費込みでこの料金ならいいのでは?と思われるかもしれませんが…
ソネット光+ の初期費用、工事費は?
So-net光+ マンションタイプ | So-net光+ ファミリータイプ | |
---|---|---|
事務手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
工事費 |
500円×48カ月 (合計24,000円) |
400円×60カ月 (合計24,000円) |
So-net光+ の工事費は上記のようになりますが、 So-net光+ 公式サイトのキャンペーン適用により、割引がされますので打ち消されていきます。
ソネット光+ 公式サイトキャンペーンの仕組み
結局のところどういうことなの? 月額料金と工事費、キャンペーンの割引を加味して実際の支払い金額がどうなるか見てみましょう。
ソネット光+ マンションタイプの支払い金額
まずは、So-net光+ マンションタイプの毎月の支払い金額を見てみましょう
利用期間 | 1~24ヶ月目 | 25~48ヶ月目 | 49ヶ月目以降 |
---|---|---|---|
月額料金 | 4,480円 | 4,480円 | 4,480円 |
工事費 |
500円 |
500円 | – |
割引 |
-3,000円 |
-500円 |
– |
合計 | 1,980円 |
4,480円 |
4,480円 |
利用開始から24ヶ月は月額料金4,480円+工事費500円=4,980円となりますが、3,000円割引が適用されることで、1,980円となります。25~48ヶ月目は3,000円割引は終了していますが、500円の割引が適用されるため、実質的に4,480円となります。49ヶ月目以降は工事費も割引もなく、通常の4,480円です。
工事費は割引によって打ち消されている状態です。
もし、3,000円割引終了のタイミングで解約した場合、工事費はまだ残っていますので、残債として500円×24回分=12,000円を解約時に支払う必要があります。
ソネット光+ ファミリータイプの支払い金額
つづいて、So-net光+ ファミリータイプの毎月の支払い金額を見てみましょう。
1~24ヶ月目 | 25~60ヶ月目 | 61ヶ月目以降 |
|
---|---|---|---|
月額料金 | 5,580円 | 5,580円 | 5,580円 |
工事費 |
400円 |
400円 | – |
割引 |
-3,000円 |
-400円 |
– |
合計 | 2,980円 |
5,580円 |
5,580円 |
マンションタイプ同様に、利用開始から24ヶ月は月額料金5,580円+工事費400円=5,980円となりますが、3,000円割引が適用されることで、2,980円となります。25~60ヶ月目は3,000円割引は終了しますが、400円の割引が適用されるため、実質的に5,580円となります。61ヶ月目以降は工事費も割引もなく、通常の5,580円です。
もし、3,000円割引終了のタイミングで解約した場合、工事費はまだ残っていますので、残債として400円×24回分=14,400円を解約時に支払う必要があります。
ソネット光+ の契約期間は?
So-net光+の契約期間は以下の通りです。
So-net光+ マンションタイプ | So-net光+ ファミリータイプ | |
---|---|---|
契約期間 | 3年毎の自動更新 | 3年毎の自動更新 |
解約金 |
20,000円 | 20,000円 |
結構がっつり縛ってます。しかも、更新月以外での解約は20,000円の解約金がかかります。
利用開始月を1ヶ月目として36ヶ月目までが契約期間となり、37ヶ月目から新たに36ヶ月間が契約期間となり、以降は繰り返しです。契約期間中に解約すると上記の通り20,000円の解約金がかかります。
37、38ヶ月目が契約更新期間となり、この期間中に解約する場合は解約金がかかりません。
ソネット光+ の料金支払シミュレーション
ソネット光+の毎月の支払いと契約期間、違約金、工事費についてどうなるか、表にすると以下のようになります。マンションタイプの場合で見てみましょう。
利用開始後、37ヶ月目で解約すると、更新期間のため解約金はかかりませんが、工事費残債がかかります。工事費残債がなくなる49ヶ月目(4年目)に解約するとなると今度は契約期間中のため、解約金がかかります。73ヶ月目つまり7年目で解約金なし、工事費残債なしで解約が可能となります。
しかし、25ヶ月目からは既に月額料金が4,480円に上がった(戻った)状態なので、契約を続けるにも、解約するにもコストがかかる状態に・・・。
安く見えて実際は月額料金が高いうえに、工事費を長期に渡って分割支払いにし、契約期間のタイミングをずらしているため、解約のタイミングで高い費用を支払う必要があります。
同じ光コラボを契約するなら以下の光コラボがおススメです。
ソネット光以外のおススメ光コラボ
auスマホとセット割でビッグローブ光がおすすめ
ビッグローブ光はソネット光+同様にNTTのフレッツ光回線を利用したサービスの為、提供エリアが広く、利用できる可能性が高めです。そのため、auひかりが利用できない地域や集合住宅での候補となります。
ビッグローブ光に「ビッグローブ光電話」(月額500円)をセットで利用すると、auスマホの月額料金が永年最大1,000円の割引になる「auスマートバリュー」を利用できます。
また、ビッグローブ光電話なしでも、auとのセット割引きが可能となる、「ビッグローブ光×auセット割」も選択可能です。「ビッグローブ光×auセット割」は、auスマホ料金からではなく、ビッグローブ光の月額料金が最大1,200円割引となります。
「auスマートバリュー」はauスマホからの割引でauスマホ1台毎に割引が適用されます。 「ビッグローブ光×auセット割」 はauスマホの台数は関係なく、ビッグローブ光の月額料金から割引が適用されます。つまり、auスマホが複数台ある場合は「auスマートバリュー」、auスマホが1台なら「ビッグローブ光×auセット割」の方がお得です。ソネット光+では、auセット割は適用できない為、ビッグローブ光の方が有利です。
IPv6接続には、デフォルトで対応しています。
<ビッグローブ光料金表>
ビッグローブ光は3年プランと2年プランがあり、申込時にどちらにするか選択できます。
プラン名 | 3年プラン 一戸建て (ファミリータイプ) |
3年プラン 集合住宅 (マンションタイプ) |
月額料金 | 4,980円 | 3,980円 |
基本工事費 | 30,000円 | 27,000円 |
申込手数料 | 3,000円 | |
契約期間 | 3年 | |
違約金 | 20,000円 |
プラン名 | 2年プラン 一戸建て (ファミリータイプ) |
2年プラン 集合住宅 (マンションタイプ) |
月額料金 | 5,180円 | 4,080円 |
基本工事費 | 18,000円 | 15,000円 |
申込手数料 | 3,000円 | |
契約期間 | 2年 | |
違約金 | 9,500円 |
初期工事費は3年プランの場合は高く設定されていますが、キャッシュバックキャンペーンや割引キャンペーン適用でカバーできるようになっています。
ビッグローブ光がおススメな人はどんな人?
・auスマホユーザー
・auスマホが1台の場合
ソフトバンク光
契約中のスマホがソフトバンクまたは、ワイモバイルなら、「ソフトバンク光」がおススメ。
ソフトバンク光はNTTフレッツ光回線を利用したサービスの為、提供範囲が広いのです。
「おうち割光セット」が使えるのでソフトバンクまたはワイモバイルスマホの月額料金が永年最大1,000円割引になります。
また、「ソフトバンク光」は他社インターネットサービス解約時の違約金負担キャッシュバックキャンペーンを利用できます。他社からの回線乗り換え時に違約金などを最大10万円分まで負担してくれるので、乗り換えを検討されている方には料金面でお得になる可能性があります。
<ソフトバンク光料金表>
プラン名 | 戸建住居タイプ | マンション(集合住宅)タイプ |
月額料金 | 5,200円 | 3,800円 |
基本工事費 | 24,000円 | |
事務手数料 | 3,000円 | |
契約期間 | 2年 | |
契約解除料 | 9,500円 |
ソフトバンク光がおススメな人はどんな人?
・auひかりやWiMAXなど他社サービスを契約中で違約金をカバーしてほしい
・ソフトバンクまたは、ワイモバイルユーザー
ドコモユーザーはドコモ光一択
ドコモユーザーなら、ドコモのセット割が適用可能な「ドコモ光」一択でしょう。
ドコモ光は20以上のプロバイダの中から選択して、組み合わせて利用する形式ですが、IPv6対応のプロバイダも多数あります。おすすめのプロバイダは高額キャッシュバックと高速無線ルーターを無料レンタルできる、「GMOとくとくBB」です。
ドコモ光なら「ドコモ光セット割」が適用され、ドコモのスマホ料金が安くなります。「ギガホ」「ギガライト」プランの場合、家族全員のスマホの月額料金が永年最大1,000円の割引になります。「カケホーダイ&パケあえる」プランの場合、スマホのパケットパック料金から100円~3,500円の割引が適用されます。
<ドコモ光料金表>
プラン名 | 戸建タイプA | マンションタイプA |
月額料金 | 5,200円 | 4,000円 |
基本工事費 | 18,000円 | 15,000円 |
契約事務手数料 | 3,000円 | |
契約期間 | 2年 | |
契約解除料 | 13,000円 | 8,000円 |
ドコモ光がおススメな人はどんな人?
・ドコモユーザー
ソネット光+を選ぶ理由はないのか?
こうやって見てみると、他社光コラボの方がおトクなように見えますが、ソネット光+を選ぶ理由はないのでしょうか。
ソネット光+の月額料金が他社光コラボと比較して割高になっている理由は実はあります。
ソネット光+の推しポイント
・auスマートバリュー適用可能
・「v6プラス」が無料
・セキュリティーソフトが無料
v6プラス対応Wi-Fiルーターが無料レンタルできる
Wi-Fiルータの無料レンタルは、ドコモ光の一部プロバイダ(GMOなど)で行っています。
また、すでにWi-Fiを所有している、または、購入予定であれば、レンタルは不要です。
auスマートバリュー適用可能
auスマホとのセット割引きについてですが、前述のように、auとのセット割ならビッグローブ光でも可能ですのでソネット光+ でなくても可能です。
「v6プラス」が無料
フレッツ光回線を利用したIPv6接続のサービスですが、これもビッグローブ光やドコモ光でも無料で提供されています。
セキュリティーソフトが無料
セキュリティーソフトをユーザー自身で既に利用しているのであれば、これも重要ではなくなるでしょう。
ソネット光+として売りとしているポイントはそこまでインパクトのあるものとは言えないようです。
まとめ
ソネット光+は月額料金が安いように見えて、①本来は月額料金が高い、②工事費の分割期間が長期に渡る、③契約期間も長く、違約金も高い。という、解約がしにくい状況となり、結局のころ割高になってしまうケースがあるようです。
セキュリティーソフトを何としてもつけておきたいという、なんらかの事情がない限り、ほぼ同等のサービスで契約期間などそれほど厳しくない、他社光コラボを検討した方がいいかもしれません