九州地方(福岡県、大分県、長崎県、佐賀県、熊本県、宮崎県、鹿児島県)で契約する光回線として実際どのサービスがおすすめかなのか、料金だけでなく、回線速度なども含めて検証します。
九州地方で光回線を選ぶ際のポイントは?
光回線を選ぶ際、単純に月額料金が安いものを選べばいいというわけではありません。快適に利用するためには通信速度にも注目する必要があります。
また、月額料金以外の費用や、割引キャンペーンとその条件などに見落としがあると、当初予想していた以上の請求が来てしまうことも考えられます。契約する前に、しっかりと確認をしておきましょう。
通信速度
光回線の最大速度は、上り下りともに1Gbpsが基本です。
戸建てタイプであればこの条件がほぼすべてに当てはまるのですが、マンションタイプの場合、建物の設備によって最大100Mbpsになることがあります。同じマンションでもサービスによって最大速度が違うこともありうるので、集合住宅に導入する場合は、自身の建物がどのサービスではどのプランに当たるのか、事前に公式サイトなどで確認をしておく必要があります。
各種料金
光回線を利用するにあたって、かかる費用は月額料金だけではありません。契約時に請求されるものには以下のようなものがあります。
・開通工事費用
・契約事務手数料
・オプション料金
これらはサービスやプランによって金額が変わることがあります。キャンペーンによって、これらが割引されるのかにも注目が必要です。また、光回線は解約の際にも費用がかかります。最後の請求には以下の項目が追加されます。
・工事費用割賦残債
・回線撤去工事費用
これらは、解約のタイミングやキャンペーンによって、減額・免除できる場合があります。
スマホとのセット割
「セット割」とは、光回線とスマホの契約をセットにすることで受けられる割引です。
スマホの月額料金から割引されるため、光回線側の料金に変化はありませんが、通信費全体での節約につながります。割引金額が大きく、複数端末に割引を受けられるものもあるため、積極的に考慮しておきたいポイントです。セットにできる組み合わせが決まっているため、持っているスマホのキャリアに合わせて光回線を選んでもいいでしょう。
九州地方でおすすめの光回線をご紹介!
今回オススメする光回線サービスは以下の4つです。
・BBIQ
・ドコモ光
・SoftBank光
それぞれの月額費用・キャンペーン・回線速度・解約時の費用を紹介していきます。また、前項でも重要ポイントとして紹介した、スマホとのセット割についても詳しく解説します。
auひかり
auひかりは、月額費用としては光回線のなかでも平均的な金額です。
また、auひかりは提供エリアに限りがあるため、お住まいの住所によっては契約できない場合があります。しかし、そのぶんユーザー数にも限りがあるため、回線の混雑が少ない、ともいえます。
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
下り最大速度(上り速度) | 1Gbps(1Gbps) | 100Mbps(35Mbps) |
3年間の実質費用 | 183,000円 | 139,800円 |
月額基本料金 | 5,100円 | 3,800円 |
開通工事費用 | 37,500円(実質無料) | 30,000円(実質無料) |
契約事務手数料 | 3,000円 | |
解約違約金 | 15,000円 | 7,000円 |
<auひかりキャンペーン>
・初期費用相当割引
・auひかりスタートサポート
・auスマートバリュー
「初期費用相当割引」キャンペーンでは、開通工事費用が全額、分割で相殺されます。戸建てタイプの場合は60ヶ月間、マンションタイプの場合は24ヶ月間契約を継続することで、開通工事費用が実質0円になります。60ヶ月、または24ヶ月未満で解約をしてしまった場合は、残債が一括請求されます。戸建てタイプの場合、ひかり電話サービス(月額500円)に加入することが条件です。
「スタートサポート」とは、他社回線からauひかりに乗り換えをした場合に、乗り換え元で発生した解約費用をauが還元する、というキャンペーンです。還元金額は最大30,000円で、解約違約金や工事費残債分などが対象です。ひかり電話と電話オプションパック(月額500円/690円)への加入が条件です。
「auスマートバリュー」では、au端末(スマホ・携帯・タブレット)と光回線契約をセットにすることで、au端末の月額料金が最大2,000円割引されます。適用台数は最大10台までなので、家族にauユーザーが複数いるケースでは、合計の割引金額がより大きなものになります。au端末の契約プランによっては割引金額が3年目以降減少するケースもありますが、割引自体は継続します。適用条件は、ひかり電話サービスの加入です。
BBIQ
BBIQは、九州電力の傘下グループQTネットが提供する光回線サービスです。
提供エリアは九州地方のみの地域密着型サービスです。独自回線を利用するため、回線速度・安定性にも期待ができます。また、BBIQは戸建て、マンションともに回線の最高速度が1Gbpsで導入できることが特徴です。
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
下り最大速度(上り速度) | 1Gbps(1Gbps) | |
3年間の実質費用 | 159,800円 | 123,800円 |
月額基本料金 | 5,000円 | 4,000円 |
開通工事費用 | 24,600円 | |
契約事務手数料 | 800円 | |
解約違約金 | 25,000円(〜11ヵ月) | 24,600円(〜11ヵ月) |
20,000円(12〜23ヵ月) | 20,000円(12〜17ヵ月) | |
15,000円(24〜35ヵ月) | 10,000円(18〜23ヵ月) | |
12,500円(1回目更新月の翌々月以降) | 無料(24ヵ月〜) | |
10,000円(2回目更新月の翌々月以降) |
<BBIQキャンペーン>
・ギガスタート割
・10,000円分商品券プレゼント
・auスマートバリュー
「ギガスタート割」は、利用開始から11ヵ月間、月額料金が1,000円割引されるというものです。
また、JCB商品券10,000円分のキャッシュバックキャンペーンも行っています。auスマートバリューについては、上記auひかりと同じ内容・条件です。
ドコモ光
ドコモスマホとのセット割引があるのはドコモ光のみです。初期費用割引がなく回線料金も高めであるため、スマホセット割の利用が前提になります。また、フレッツ光や他社光コラボからの転用が、最も実質費用が少ない導入方法です。
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
下り最大速度(上り速度) | 1Gbps(1Gbps) | 100Mbps〜1Gbps(100Mbps〜1Gbps) |
3年間の実質費用 | 188,200円 | 142,000円 |
月額基本料金 | 5,200円 | 4,000円 |
開通工事費用 | 18,000円 | 15,000円 |
契約事務手数料 | 3,000円 | |
解約違約金 | 13,000円 | 8,000円 |
<ドコモ光キャンペーン>
・dポイント20,000円分プレゼント
・ドコモ光セット割
「dポイントプレゼント」新規契約者にdポイントが20,000円分プレゼントされます。実質キャッシュバックとして扱うことができるため、実質費用に含めて考えることができます。
「ドコモ光セット割」は、対象となるドコモスマホの月額料金が最大3,500円割引されるというものです。適用条件に、オプション加入が必要ないところに特徴があります。
SoftBank光
SoftBank光の場合、他社回線からの乗り換えであるかどうかで、実質費用に大きな差が現れます。
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
下り最大速度(上り速度) | 1Gbps(1Gbps) | 100Mbps〜1Gbps(100Mbps〜1Gbps) |
3年間の実質費用 | 214,200円 | 163,800円 |
190,200円(乗り換え時) | 139,800円(乗り換え時) | |
月額基本料金 | 5,200円 | 3,800円 |
開通工事費用 | 24,000円(乗り換えで実質無料) | |
契約事務手数料 | 3,000円 | |
解約違約金 | 9,500円 |
<SoftBank光キャンペーン>
・SoftBank光乗り換え新規でキャッシュバック/割引きキャンペーン
・SoftBank光あんしん乗り換えキャンペーン
・おうち割 光セット
SoftBank光では、他社回線からの乗り換えが条件のキャンペーンが充実しています。乗り換え元回線の解約費用明細をSoftBankに提出することで、開通工事費用相当のキャッシュバックと乗り換え元回線の解約費用の還元が同時に受けられます。
「おうち割 光セット」では、セットにするSoftBank端末(スマホ・ケータイ・タブレット)1台あたり最大1,000円の割引が受けられます。対象台数は最大10台までで、割引は永年受けることが可能です。適用条件として、月額500円のオプションパック(光BBユニットレンタル・Wi-Fiマルチパック・光電話)に加入する必要があります。
ドコモ光とSoftBank光はNTTフレッツ回線を使った光コラボレーション回線です。提供エリアは日本全国ほぼ全域を占めるため、auひかりやBBIQ光が導入できない地域でも契約ができます。また、現在回線をフレッツ光で契約している場合、解約違約金・開通工事費用が不要で転用ができるメリットもあります。
まとめ
本記事内容から、各サービスに特におすすめのケースを、以下のように分けることができます。
・au端末を持っている
・他社回線からの乗り換えである
・au端末を持っている
・集合住宅で、回線速度を重視する
・ドコモのスマホを持っている
・現在の契約がフレッツ光または他社光コラボ
・SoftBank端末を持っている
・他社回線からの乗り換えである
・現在の契約がフレッツ光
自分にあったサービスでおトクに光回線を契約しましょう。