2019年6月1日よりauの新料金プランが適用可能となります。実際安くなるのか、プラン変更すべきなのか検証して参ります。
新料金プランは3つ
・新auピタットプラン
・auフラットプラン7プラス
・auデータMAXプラン(2019年夏受付開始予定)
以上です。大まかな特徴としては従来のプラン構造(通話基本料+プロバイダ料+データ通信基本料)を合体させたプランです。ひとつ前のプラン、auピタットプランおよびauフラットプランも同様でしたが、名称を変更したり、料金が変更されています。
旧プランとの違い
au新料金プランは過去のau旧料金プラン(LTEフラットプラン、カケホ&データ定額、旧auピタットプランなど)と少し料金構成が異なります。機種変更などされる際にau旧料金プランのままで進めるか、au新料金プランに変更して進めるか、選択肢があります。料金構成が違うことで、比較し難いところもありますので、まずは旧料金プランと新料金プランの構成を検証します。
・旧料金プラン-LTEフラットプランの構成
LTEフラットプランはauスマートフォン、auケータイ宛の通話が1~21時まで無料という点が特徴です。データ定額は7ギガまで。au同士で通話することが多い方に人気のプランですね。2019年8月31日をもって新規受付終了です。現在 LTEフラットプランを契約中の方はプラン変更しない限り継続利用可能です。
・旧料金プラン-スーパーカケホ・カケホ & データ定額プラン構成
スーパーカケホ・カケホ & データ定額プランは、スーパーカケホ(1回5分以内の国内通話が24時間無料、回数制限なし)か、カケホ(国内通話24時間無料)のどちらかを選び、月間データ通信量に合わせたデータ定額1ギガ~データ定額30ギガから選びます。LTEフラットプランと比べると選択肢が増えたイメージですね。こちらも2019年8月31日をもって新規受付終了です。現在 スーパーカケホ・カケホ & データ定額プラン を契約中の方はプラン変更しない限り継続利用可能です。
・旧料金プラン-auピタットプラン、auフラットプランの構成
auピタットプランは、月間利用データ量ごとに自動的に料金が変動するプラン、auフラットプランは、月間30ギガまでデータ通信可能なプランで、スーパーカケホ(1回5分以内の国内通話が24時間無料、回数制限なし)か、カケホ(国内通話24時間無料)か、シンプル(無料通話なし)のいずれかを選ぶ構成です。 こちらは2019年6月30日をもって新規受付終了です。現在 スーパーカケホ・カケホ & データ定額プラン を契約中の方はプラン変更しない限り継続利用可能です。
新料金プランについて
au新料金プランは、段階定額の新auピタットプラン、定額&SNSカウントフリーのauフラットプラン7プラス、月間データ使い放題のauデータMAXプランがあります。各プランに音声通話定額を追加したい方は「通話定額ライト」「通話定額」をオプションで付けるイメージです。
・通話基本料について
旧プランでは通話基本料が
・スーパーカケホ ( 国内通話24時間 1回5分以内なら カケ放題 回数制限なし)
・カケホ( 国内通話24時間カケ放題)
・シンプル(国内通話は話した分だけ料金発生) などとありましたが、
新プランでは、上記旧プランで言うところの、シンプルが標準で組み込まれており、通話を頻繁にする方向けプランとして、
・通話定額 ライト ( 国内通話24時間 1回5分以内なら カケ放題 回数制限なし)
・通話定額 ( 国内通話24時間 カケ放題)
がオプションとして別途用意されている形です。(名称も以前より分かりやすくなりました。)
通話を少し頻繁にするという方は通話定額ライトを追加付帯する。結構通話するという方は通話定額を追加付帯するというイメージです。
通話定額ライトは月額700円、通話定額は月額1,700円を新料金プランに加える形となります。
・新auピタットプラン
新auピタットプランは、旧プラン「auピタットプラン」同様に段階的なデータ定額プランで 月ごとに 利用したデータ通信量で月額が変動します。旧auピタットプランは5段階で最高20ギガだったのに対し、新auピタットプランは3段階で最高7ギガとなりました。段階が減った分シンプルになった感じでしょうか。 月額料金は月間データ通信量が1GBまでは 2,980円 4GBまでは 4,480円 7GBまでは 5,980円となります。7GB以上通信すると速度制限がかかります。
・auフラットプラン7プラス
auフラットプラン7プラスは、月額5,480円で、月間データ通信量が7GBまで利用可能な一定額プランです。7GB以上通信すると速度制限がかかりますが、SNS(Twitter、Instagram、Facebook、+メッセージ)のデータ消費はゼロ。いわゆるカウントフリーです。 対象となるSNSについては順次拡大されるようです。ある程度データ通信する方や対象SNSをよく利用される方に向けのプランですね。ただし、SNSについて動画・音楽の送受信はカウントされますので要注意です。また、Twitterにおいては、GIF画像の投稿・再生もカウントされます。こうなってくると少し微妙なプランです。
・auデータMAXプラン(2019年夏受付開始予定)
auデータMAXプランは、みなさんお待ちかねのデータ通信使い放題プランです。月額8,980円です!(高い!)
上限なしで速度制限かからず利用できるのは魅力的ですね。
ただし、米印がございます。
※動画配信、ストリーミングサービスなどの、大量のデータ通信または長時間接続をともなうサービスをご利用の際、通信速度を制限致します。 ※テザリング、データシェア、国際ローミングでデータ通信の場合、データ容量の上限は合計20GBです。(国際ローミングのご利用には、別途「世界データ定額」利用料(980円/24時間)がかかります)20GBを超えた場合、テザリング、データシェア、国際ローミングの通信速度が送受信最大128kbpsとなります(通信速度の制限は、翌月1日に順次解除されます)。
つまりは、あまりにもデータ通信しすぎると制限かけます。あとスマホ以外につないで通信した場合は上限20GBですよ。ということです。ん~~月額料金の割りに厳しい。
家族割プラス
こちらはファミリー世帯にはうれしい割引サービスです。対象プランに加入の同居家族の人数に応じて、月々の料金を割引くというもの。
同居家族が2回線だと1回線あたり500円割引、3回線以上なら1回線あたり1,000円割引となります。
「auスマートバリュー」に加入の場合は、離れて暮らす家族(50歳以上)も対象となるようですが、基本的に同一住所である必要があるため、条件は厳しいですね。
新料金プランと旧料金プランの比較
新料金プランと旧料金プラン、結局安いのかどうか、グラフで比較してみます。
モデルケースとして、スーパーカケホ及び、通話定額ライト( 国内通話24時間 1回5分以内なら カケ放題 回数制限なし )での組み合わせで比較します。
平均的な月間通信量が
・2ギガまでなら旧料金プランのauピタットプランが最安
・2~4ギガまでなら新auピタットプランが最安
・4~7ギガまでならauフラットプラン7プラスが最安
・7~20ギガまでなら旧料金プランのauピタットプランが最安
・20~30ギガまでなら旧料金プランのauフラットプランが最安
・30ギガ以上ならauデータMAXプランが最安
となるようです。
機種代について
毎月割
auの新機種購入時、実質機種代金割引にあたる「毎月割」という割引サービスがあります。旧料金プラン「LTEフラットプラン」「データ定額プラン」で新機種を購入した際は「毎月割」が適用対象となります。割引金額は端末や購入時期によって変動します。「毎月割」適用途中で解約した場合、「毎月割」は終了し、端末代金の残額を支払う必要があります。
旧料金プランの「auピタットプラン」「auフラットプラン」及び、新料金プランの「新auピタットプラン」「auフラットプラン7プラス」「auデータMAXプラン」では、「毎月割」が適用対象外となりますので割引なしで端末を購入することになります。しかし、「毎月割」に変わるサービスがあります。
アップグレードプログラム
「アップグレードプログラム」対象機種の購入時同時に、「アップグレードプログラム」月額300円(非課税)に加入し、かつ機種代金を割賦契約(24回)すると、12カ月間利用後、新たな機種に変更した際に、それまで利用した端末の分割支払金残額の一部(最大7カ月分)相当額を月額料金から割引き、実質無料とするサポートプログラムです。この際、利用した端末はauが回収します。もし、「アップグレードプログラム」加入後、「アップグレードプログラム」を利用せず機種変更した場合、支払っていたプログラム料(300円/月)相当分(最大48カ月分)はau WALLET 残高にて返金されます。
アップグレードプログラムEX
「アップグレードプログラムEX」対象機種の購入時同時に「アップグレードプログラムEX」 月額390円(非課税)に加入し、かつ機種代金を割賦契約(48回)すると、24カ月間利用後に新たな機種に変更した際に、それまで利用したスマホ端末の分割支払金残額相当分(最大24カ月分)の支払いが不要となります。利用した端末はauが回収します。もし、「アップグレードプログラムEX」加入後、「アップグレードプログラムEX」を利用せず機種変更した場合、支払っていたプログラム料(390円/月)相当分(最大48カ月分)はau WALLET 残高にて返金されます。
au新料金プラン総括
料金プランに関しては今までよりちょっと分かり易くなった。でも非常に安くなった!というわけではありません。利用状況によって安くなる場合とそうでない場合がありそうです。
ファミリー世帯は「家族割プラス」でおトクになりそうです。端末購入時「アップグレードプログラムEX」に加入がおススメです。もし、当面機種変更しなくても、支払った390円は戻ってきますので。ただ、機種変更する際、端末返却が必須なので、丁寧に扱った方が良いでしょう。
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