関東地方(首都圏)で光回線を契約する人に役立つ情報として、光回線を選ぶポイントと関東でおすすめの光回線について詳しく解説します。
これを読めば、関東地域で通信速度や月額料金などの条件に満足できる光回線を選ぶことができるでしょう。
関東で光回線を選ぶポイント
関東で光回線を選ぶ際には、「スマホとのセット割」「月額料金」「IPv6対応」がポイントですが、前提として「提供エリアかどうか」も重要です。ここでは、この重要なポイントについて詳しく解説します。
スマホとセット割を組める光回線がおすすめ
今使っているスマホのキャリアと提携している光回線を契約すれば、スマホのプランによってはセット割を組めることがあります。
たとえば、ソフトバンクユーザーなら「NURO光」か「ソフトバンク光」にすれば、「おうち割光セット」が適用されます。セット割が適用されればスマホの月額料金が500円~1,000円ほど安くなることがあります。さらに家族でスマホのキャリアが統一されていれば、数千円単位で安くなるかもしれません。
そのため、どのキャリアのスマホを使っているかは、光回線を選ぶうえで重要なポイントです。
月額料金は当然重要
月々の利用料金も、当然重要なポイントです。戸建タイプなら5,000円前後、マンションタイプなら4,000円前後が、光回線の月額利用料金の相場です。
スマホとのセット割による恩恵が少ない場合は、月額料金が重要です。格安スマホを使っているなどセット割が組めない場合は、月額料金を比較して、できるだけ安い回線を選びましょう。
実は回線速度より重要なIPv6対応
光回線を選ぶうえで回線速度は重要な要素ですが、もっと重要なのがIPv6対応です。
従来の接続はIPv4で、PPPoE方式が採用されており、ネットの利用が増える通勤時間帯や夜間に回線が混雑し、通信速度が遅くなる可能性が高くなります。
一方、新しい接続のIPv6のIPoE方式では、混雑する時間帯でも利用者の少ない回線を利用できるため、快適にネットを利用できます。
光回線を使ったインターネットサービスの回線速度は、基本的には1Gbps(集合住宅の場合、設備状況によっては100Mbps)でスペック的には十分といえます。通信速度が1Gbpsをうたっている回線なら、実測値で数百Mbps出るスペックを持っています。そのため、混雑さえしなければ、動画視聴やネットゲームの利用などで遅すぎて困るということはないでしょう。
そして、より安定して快適に利用するうえで重要なのがIPv6に対応していることです。IPv6対応の光回線なら、通勤時間帯や夜間など利用量が多い時間帯に混雑したり、プロバイダ利用者が多いエリアで遅くなったりするリスクが減ります。
光回線を選ぶ際には、「IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)」「V6プラス」「デュアルスタック方式のIPv6」などといったIPv6接続に対応したサービスやプロバイダ(光回線サービス)を選ぶことが重要です。
関東でおすすめの光回線5選
光回線を選ぶ際に重要なポイントがわかったところで、関東でおすすめの光回線を5つご紹介します。それぞれの特徴を把握して、自分に合った回線を選んでください。
戸建なら2Gbpsで人気のNURO光
標準プランの通信速度が最大2Gbpsで人気の高い「NURO光」がおすすめです。
通信速度は最大2Gbpsと格段に速く、動画の視聴やゲーム、大容量ファイルのダウンロードなどがスムーズです。さらに、通信速度が最大10Gbpsの「NURO 光 10G」「NURO 光 10Gs/6Gs」という、ハイエンドサービスも一部エリアより提供を開始しています。
月額料金は戸建プランでも4,000円台というのはとても安く、キャンペーン特設サイトからの申込なら高額キャッシュバックを受けることも可能です。
また、「NURO光でんわ」に加入すれば「おうち割光セット」が適用でき、ソフトバンクまたは、ワイモバイルのスマホの月額料金が永年で最大1,000円安くなります。
デュアルスタック方式でIPv6接続にデフォルトで対応しているため、回線混雑時にもスムーズにネットを使えます。
<NURO光料金表>
プラン名 | NURO光G2V | NURO 光 for マンション |
月額料金 | 4,743円 | 6人以下:2,500円 7人:2,400円 8人:2,300円 9人:2,200円 10人以上:1,900円 |
基本工事費 | 40,000円(30回払い) | 40,000円(36回払い) |
事務手数料 | 3,000円 | |
契約期間 | 2年 | |
契約解除料 | 9,500円 |
マンションなどの集合住宅の場合、同じ建物で「NURO 光 for マンション」を使っている人を集められれば、それだけ料金が安くなります。ただし、現状「NURO 光 for マンション」導入率はNTTの光回線と比較すると格段に低いため、あまり期待できません。
NURO光を選ぶポイント
・提供エリア内の戸建である
関東の「NURO光」提供エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県となります。上記でも、一部提供エリア外の所もある様です。
提供エリア内の戸建であれば導入できる可能性はありますが、集合住宅の場合「NURO光 for マンション」が導入されている建物か、個別に引き込むかのいずれかになります。何れも導入されている可能性及び、導入できる可能性が他の光サービスと比較すると薄いため、戸建にお住まいの方向けといったイメージもあります。
・少しでも通信速度を求める
・ソフトバンクまたは、ワイモバイルユーザー
NURO光が未提供の場合にはソフトバンク光がおすすめ
「NURO光」は関東地方に対応していますが、もしお住まいの地域がNURO光提供エリア外または、NURO光未導入の集合住宅の場合は、「ソフトバンク光」がおススメ。
ソフトバンク光はNTTフレッツ光回線を利用したサービスの為、提供範囲が広いのです。
料金や通信速度に関しては「NURO光」に劣りますが、「おうち割光セット」が使えるのでソフトバンクまたはワイモバイルスマホの月額料金が永年最大1,000円割引になります。
また、「ソフトバンク光」は他社インターネットサービス解約時の違約金負担キャッシュバックキャンペーンを利用できます。他社からの回線乗り換え時に違約金を負担してくれるので、乗り換えを検討されている方には「NURO光」よりも料金面でお得になる可能性があります。
<ソフトバンク光料金表>
プラン名 | 戸建住居タイプ | マンション(集合住宅)タイプ |
月額料金 | 5,200円 | 3,800円 |
基本工事費 | 24,000円 | |
事務手数料 | 3,000円 | |
契約期間 | 2年 | |
契約解除料 | 9,500円 |
ソフトバンク光を選ぶポイント
・NURO光提供エリア外の戸建や未導入の集合住宅で、NTT光回線が提供可能地域
・auひかりやWiMAXなど他社サービスを契約中で違約金をカバーしてほしい
・ソフトバンクまたは、ワイモバイルユーザー
auユーザーならauひかり
auのスマホを利用中で戸建にお住まいであれば、「auひかり」がおすすめです。
auひかりホーム1ギガなら通信速度が最大1Gbpsですし、ホーム10ギガ、5ギガなどのハイエンドサービスも一部エリアより提供されています。37,500円相当の初期費用割引や違約金還元の乗り換えサポートもりますので、乗り換えの方にも最適です。
auスマホユーザーならauひかりの光電話サービス(月額500円)をつけることで、「auスマートバリュー」が使えて、スマホの月額料金が永年最大1,000円の割引になります。家族にauユーザーが多い場合は、お得です。
デュアルスタック方式でIPv6接続にデフォルトで対応しているため、回線混雑時にもスムーズにネットを使えます。
<auひかり料金表>
プラン名 | ホーム1ギガ ギガ得プラン | マンションタイプ お得プランA |
月額料金 | 5,200円 | 3,400~5,000円 ※マンションのタイプによって異なる |
基本工事費 | 37,500円 | 30,000円 |
新規登録料 | 3,000円 | |
契約期間 | 2年 | |
契約解除料 | 9,500円 | 7,000円 |
auひかりを選ぶポイント
・auひかりエリアの戸建またはauひかり導入マンションである
・NTTフレッツ光など他社サービスを契約中で違約金をカバーしてほしい
・auユーザーである
auスマホが1台の場合にはビッグローブ光がおすすめ
ビッグローブ光はソフトバンク光同様にNTTのフレッツ光回線を利用したサービスの為、提供エリアが広く、利用できる可能性が高めです。そのため、auひかりが利用できない地域や集合住宅での候補となります。
ビッグローブ光に「ビッグローブ光電話」(月額500円)をセットで利用すると、auスマホの月額料金が永年最大1,000円の割引になる「auスマートバリュー」を利用できます。
また、ビッグローブ光電話なしでも、auとのセット割引きが可能となる、「ビッグローブ光×auセット割」も選択可能です。「ビッグローブ光×auセット割」は、auスマホ料金からではなく、ビッグローブ光の月額料金が最大1,200円割引となります。
「auスマートバリュー」はauスマホからの割引でauスマホ1台毎に割引が適用されます。 「ビッグローブ光×auセット割」 はauスマホの台数は関係なく、ビッグローブ光の月額料金から割引が適用されます。つまり、auスマホが複数台ある場合は「auスマートバリュー」、auスマホが1台なら「ビッグローブ光×auセット割」の方がお得です。
IPv6接続には、デフォルトで対応しています。
<ビッグローブ光料金表>
プラン名 | 一戸建て (ファミリータイプ) |
集合住宅 (マンションタイプ) |
月額料金 | 4,980円 | 3,980円 |
基本工事費 | 30,000円 | 27,000円 |
申込手数料 | 3,000円 | |
契約期間 | 3年 | |
違約金 | 20,000円 |
ビッグローブ光を選ぶポイント
・auひかり提供エリア外やマンションタイプが導入されていない集合住宅
・auスマホユーザー
・auスマホが1台の場合
ドコモユーザーはドコモ光一択
ドコモユーザーなら、ドコモのセット割が適用可能な「ドコモ光」一択でしょう。
ドコモ光は20以上のプロバイダの中から選択して、組み合わせて利用する形式ですが、IPv6対応のプロバイダも多数あります。おすすめのプロバイダは高額キャッシュバックと高速無線ルーターを無料レンタルできる、「GMOとくとくBB」です。
ドコモ光なら「ドコモ光セット割」が適用され、ドコモのスマホ料金が安くなります。「ギガホ」「ギガライト」プランの場合、家族全員のスマホの月額料金が永年最大1,000円の割引になります。「カケホーダイ&パケあえる」プランの場合、スマホのパケットパック料金から100円~3,500円の割引が適用されます。
<ドコモ光料金表>
プラン名 | 戸建タイプA | マンションタイプA |
月額料金 | 5,200円 | 4,000円 |
基本工事費 | 18,000円 | 15,000円 |
契約事務手数料 | 3,000円 | |
契約期間 | 2年 | |
契約解除料 | 13,000円 | 8,000円 |
ドコモ光を選ぶポイント
・ドコモユーザー
格安スマホユーザーは提供エリアと料金で選ぶ
大手キャリスマホではなく、格安スマホユーザーはお住まい地域や建物が提供可能であれば、「NURO光」がおススメです。料金&通信速度面からおトクと言えます。
NURO光が提供外の地域や建物であれば、月額料金が比較的安く、提供範囲が広めの「ビッグローブ光」がおススメです。
まとめ
関東で光回線を選ぶ際には、「スマホのセット割」「月額料金」「IPv6対応」の3つのポイントが特に重要です。
関東でおすすめの光回線は、次のとおりです。
・安くて速い!NURO光
・NURO光が未提供の場合にはソフトバンク光
・独自回線でauスマホが安くなるauひかり
・auスマホが1台の場合にはBIGLOBE光
・ドコモユーザーならドコモ光
使っているスマホのキャリア、月額料金、通信方式などを比較して、使いやすい光回線を選びましょう。
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